それはきっと大事なもの

何処にだか判らないけど


『忘れ物』

・・・したような気がする春の朝

羅列リベンジ か行

羅列　　　六年後のリベンジ



　か　　　　　　　鍵束を全部外して放り投げ君への心を閉ざして笑う

　き　　　　　　　奇跡など信じていない。　　だから、もう振り返るのはやめにしないか。

　く　　　　 　　　苦境とか困難だとかそんなもの彼方が居ない恐怖よりマシ

　け　　　　　　　結局は逝ってしまうのだ。　　けれども、・・・君の手を今離したくない。

　こ　　　　　　　「孤独」って音とは一体どんな音？　耳鳴りがして聞こえないんだ

六年前の羅列


　か　　　　　　　影を追い、2・3度頭踏んでみる。　ささやかなれど、コレは復讐。

　き　　　　　　　君のため、だけど結局僕のため。　そんなもんだよ、人間なんて。

　く　　　　 　　　苦しきは貴方に欠けた感情が私の心支配せしこと

　け　　　　　　　結果さえ良ければそれでいい、なんて思いたくない君との関係。

　こ　　　　　　　壊れつつあるぎりぎりの精神をいつもどこかで誰かが支え

×

僕らが有る場所

夢を見る限りはきっと愛さない。


君は夢だし、…僕は現実。 

青天の涙

君を待つ間に夢を見てたんだ



空が高くて

泣きそうだった

ほんとにもう

ちょっともう何でも自分のせいにする癖やめないか苦しいだろ？

辛いし苦しいしそれで胃が病むのは勘弁だよ　本当にもう

×

君の手を求める夢

後悔

　　　君の手を藉躇いもなく取ることが出来ていたなら泣かなかったね

夢の中

　　　君の手に届かないと知っている　だけど必死で手を伸ばしてる

夢の後

　　　君の手に二度と触れられないと知る　目覚めた後の涙の痕で

仮に

　　　君が手をもう一度だけ差し出してくれるのならば躊躇うものか



雑踏

　　　すれ違う人の間に見た懐かしき愛しい人よ幻であれ

羅列リベンジ あ行

羅列　　　六年後のリベンジ



　あ　　　　あの日見た遠い夕虹　にわか雨　失った恋　そして忘却


　い　　　　憤り抱えたままで俯いて作った拳を開けずにいた


　う　　　　嘘と僕　手を取ったまま背を向ける　　真と君に向き合えないまま　


　え　　　　永遠をついには模索し始めた　今の僕見て過去が蔑む


　お　　　　音も無く魂沈む漆黒へ逝くあなたへと手向けの花を

六年前の羅列


　あ　　　　｢あしたにはあしたの風が吹く」、・・・などとぬかせる奴は健忘症だ。

　い　　　　今もまだ君のためなら涙さえいつでも流せるくらい愛しい

　う　　　　上を向き飲んでしまえるものならば涙なんかは飲み干してやる

　え　　　　永遠を模索している暇はない　今見えるのは今の僕だけ

　お　　　　｢女の子らしくしようよ・・・少しはサ｣　そういう君は『男らしい』か？

×

春の銀冠

さらさらと春雪落ちる冷天を望む若芽に銀の冠

ふるふると春風に振る銀冠を溶かして流す若芽の涙

×

望んでいた光

瞳を閉じる



その暗闇の先で光る世界は

君に
似ていた

続・足枷

　足枷などもう投げ捨ててしまえ。

　・・・・囚われるのが、僕の望みでも。