花のような人

やがてくる

「これから」



いつも怯えてる


花のようには生きてゆけない 

五月病

幻を見つめていたの


ここに在る世界にちゃんと生きられなくて

僕達はそれぞれの故郷で

目を瞑り広がる世界




その世界

覚えておいてあなたの世界

花の命の幻

目の前に広がるものを望むには



僕には

あまりに大きすぎる

夢夜逢瀬

みているの

あなたのゆめを



今生で出会えぬ事を知っているから 

目隠しと幻

いつからか


記憶の底に在る君が目隠しをする

僕の世界を 

羅列リベンジ わ を ん

羅列　　　六年後のリベンジ


　　わ　　　　　　　悪酔いをしたということにしておく　あの春の日の君との夢は

　　を　　　　　　　「をし」　という二文字の中に貴方への変わらぬ恋と後悔を籠め

　　ん　　　　　　　んん、きっとこれで終わりはしないのさ。　きっと君への羅列は続く。



　　以上、五十音順　　四十六首。

六年前の羅列


　　わ　　　　　　　わがままが可愛らしいのは最初だけ、あとは嫌悪と憎悪の対象。

　　を　　　　　　　恐ろしきは、この身が消えることよりも記憶の中から消えていくこと。

　　ん　　　　　　　「んー？」とだけ返事しといてすぐにまた僕を忘れる君は卑怯だ


　　以上、五十音　　四十六首。

×

羅列リベンジ ら行

羅列　　　六年後のリベンジ


　　ら　　　　　　　埒外に去ってゆく　この世界には君が居るから此処に居れない

　　り　　　　　　　理由など求めていない　欲しいのは君の誠意と愛情だけで

　　る　　　　　　　留守電に残った君の声をもう用済みなのに消さないでいる

　　れ　　　　　　　連絡を今更とる、という事は僕にとっては自殺と同意。

　　ろ　　　　　　　「ろくなこと無かった」なんて言わないで　それを羨む人が居るから

六年前の羅列


　　ら　　　　　　　羅列する文字の中のみ本当の自分をさらす人の弱さよ

　　り　　　　　　　凛とした空気の中で逢う君があたたかいのは寒さの錯覚

　　る　　　　　　　流転する万物の中ただ一人　立ちすくむのは変われない僕

　　れ　　　　　　　連日のたまりにたまったストレスを発散すべく叫んでやろう！

　　ろ　　　　　　　論理にて武装する身の悲しさを知られたくない、・・・知っててほしい。

×

ゆめまぼろしの

いつだって

君の傍には僕が居て


なんて夢から

いつ

醒められる？

ぬくもりをここに

 

君の手と僕の手を　こう　重ねたら　



温もりだけが

ただ真実で