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夕闇の虹
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僕らの時間は

無限じゃないと

呟いた君の時間は

無限になって


有限を生きる

僕らを越えて


まだ

君はきっと

有限を語るのだろう




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其の光の眩しさに目が眩んで足元の花を踏み潰してしまうくらいなら





そんな光  僕には必要が無い

先に進む僕には
月明かりが丁度良い





私の姿が消えてしまったなら

速やかに貴方のもとを去りましょう





貴方は過去に囚われるのではなく
先に進んでいかなければならない




ゆっくりと
歩いて行けばよいのです

失うことを
何を恐れることがあるでしょう

自分の何かを失うことより
足元の花を踏みつけることを恐れるあなたなら
いつか哀しみの先に喜びが見えるはず


僕はあなたの少し先に居て
喜びの先に見た悲しみに涙して

足元のを咲かせましょう


 



その音を拾い集めていた君が
いつかその先にある大きなものに囚われていくことなんて

僕はいつだって予想が出来たさ


音をひとつ拾い集めるたびに
君がひとつ落としていた音は僕が大切に持っていてあげるから

いつか絶望したそのときは


取り戻しにここへおいで



 



力尽きた僕の手を
そっと摑もうとする君の目に光が無いことになんか
僕はとっくに気が付いていた

と  いう夢を見ていた

今までの人生を一夜の間に繰り返し
何度も何度も 君に出会い 君を傷つけ
失意のままその先に進む


そして  目が覚めて

涙なんかが遂に出なくなったとき
僕を忘れた君の目に光が戻ってゆくということを
また生き始めた僕は知ってる






闇を切り裂いた

それが一体何の為だったかを忘れた

雲を引き裂いた

それが一体誰の為だったのかを忘れた



僕の足元に
雨に凍え根が腐りそうな花があった



光にのまれた

眩しさに目が眩んだ

青空が高かった

やわらかい風が吹いた



僕の足元で
もう花はうなだれるのをやめていた



僕は何も思い出せなかったけど
君が日照りで枯れてゆくならきっと涙を流すだろう



 


君の見る夢は僕の過去
優しい人の思い出と一緒に眠ってしまえばいい

君の見る夢は僕の今
大きな背中の思い出と一緒に眠ってしまえばいい



僕の腕で眠る時 君はどんな夢を見てどんな温度を記憶する?



その温もりが永遠に続かないなら

その温もりの記憶を僕に残せばいい


 
20081013160843.jpg




「何か」という何かを

乗り越えられない僕は



ただ君の傍で

ただ君を傷付けないように





立ち尽くす僕の上で空は



どこまでも青い








凍てついた心に暖かい温もりが

やさしくて
涙が出る


君に出会えた奇跡に僕は心から感謝する


生まれてきたね おめでとう

僕らの世界にようこそ


 
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だらだらのびのび言葉を紡いでます (リンクはフリーなのでお好きにどうぞ)
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  • プロフィール
HN:
凍心  (Touko)
性別:
非公開
職業:
色々やってる自由人
趣味:
ゲームとか本とか散歩とか言葉紡ぎ
自己紹介:
深くも考えてたり考えてなかったり
駄目人間ッぷりは年々悪化中

詩もどきを書いていたり
ふらふらお茶してたり
人の生死を見つめていたり
ゲームばっかりしてたり
朝焼け写真を撮ってたり

多分そんなヤツです
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