今年最後の花火大会
今年もやっぱり見に行かなかった
花火 大好きなのに
君を誘わなかったのはまた君が居なくなる恐怖に勝てないせいで
花火 すごく好きなのに
花火の音が此処まで聞こえるのに
部屋を暗くして耳を塞いで体を丸めている
花火が君を攫っていく
花火が君を攫っていく
花火が君を攫っていく
花火と君が消えていく
花火が君を攫っていく
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月が夕暮れを追いかけて堕ちる堕ちる
夕闇はそれを許すまいと追いかける
空のめぐり
追いかけっこ
天の規律
追いつけない追いつかない
月はそれでも追いかけて堕ちる
夕闇もそれでも追いかける
思いは一方通行
願いも一方通行
追うも追われるも
追いつけない追いつかない
最後に月は夕闇の中
光る体を隠せない
ふってわいた幸運と喜びとびつく馬鹿がいる
真実なんかドブん中
水中メガネでものぞけない
ただただひたすらガムシャラに逝き急いでる阿呆がいる
あの世は常にドアひとつ
あとは鍵さえあれば空く
それでも君は行くのだね
馬鹿で阿呆な僕など連れて
投げて飛び散る夢のかけらを拾い集める君がいる
君の真実君のお隣
いつでも迷うことはない
拾い集めた夢のかけらをもいちど投げる僕がいる
何度も拾う君が隣に
涙こらえて君を見ている
幸福連れていくんだね
吹けばとんでくものなのに
今日で終わるんだ
短い時間が
元々約束されていた時間なのに
どうしてこんなにやり残したことを数えてばかり
だけどどんなに数えてみても
もう今日で時間は終わる
あとは夢の中で全てを叶えようか
永遠の夢の中で全てを叶えようか
永遠の夢の時間がきっと叶えてくれるさ
ベッドの中の革命論
牢獄の隅で宗教論
剣を握った反戦論
夢見たものはもう消えた
黴臭くなった少女の夢
泥を塗られた老兵の愛
握りつぶされた君の腕
夢見たものはもう消えた
「一日一善」の凶悪な犯罪者
胸を刺されたあの街の「いいひと」
「あのひと」への愛を貫く娼婦
どこで何かを間違った?
どこかできっと分かれ道
間違った方に進んできて
いつの間にやら正反対
夢見たものの正反対
なりたかったものと正反対
そんなことをしてる間に
いつのまにやら貴女をどこかに置いてきた
飛べ飛べ踏み出して
其処から先は何もない
飛べ飛べ真直ぐに
其処から先は空の中
ただ遠くを見つめて歩いていただけ
なのにどうして堕ちている?
飛べ飛べその先に
其処から先に空はある
飛べ飛べ下を見ず
手を広げても羽根はない
道がなくなってただ堕ちることになってもきっと君の夢を見れるだろう
ただ真直ぐに堕ちていくだけ
だから静かに目を閉じた
飛べなかった鳥
飛ばなかった鳥
飛べない鳥
空を望む
飛べない鳥
ただ青を見上げるだけ
飛ばなかった鳥
空を仰ぐ
飛ばなかった鳥
ただ青を見つめるだけ
その羽根はいつでも風を切る準備をしてる
その足はいつでも大地を蹴る準備をしてる
ただ
翼を広げなかっただけ
踏み出す気がなかっただけ
飛べなかった鳥
空の中に
飛べなかった鳥
青の中に混ざっていく
飛べなかった鳥
もういない
飛べなかった鳥にさえなれなかった私
ただ青い空を見上げるだけ
ゆっくりとただ夢見るように
まわってゆらゆらまわって
しずかにただ眠ってるように
ゆらゆらまわってゆらゆら
花が咲いたのに僕は目を閉じる 目を閉じているけど僕は踊ってる
君が散る前に君の傍にいて
君が散った後に僕は目を開ける
君の香りを覚えていたいから いつまでも覚えていたいから
大丈夫
僕は君を忘れたりはしないから
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だらだらのびのび言葉を紡いでます
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凍心 (Touko)
性別:
非公開
職業:
色々やってる自由人
趣味:
ゲームとか本とか散歩とか言葉紡ぎ
自己紹介:
深くも考えてたり考えてなかったり
駄目人間ッぷりは年々悪化中
詩もどきを書いていたり
ふらふらお茶してたり
人の生死を見つめていたり
ゲームばっかりしてたり
朝焼け写真を撮ってたり
多分そんなヤツです
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