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夕闇の虹
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汚れ無きこの子に光を
すべての闇を僕に

(夜は願う 影が自分だけにあるように)

地にも空にも光は満ちて
すべての人は喜び唄う

ある町の公園の片隅に
小さく揺れるブランコにも
遠い蒼い空の下の
限りなく深い海草の群れにも



すべての子に光を
僕だけに限りない闇を

(夜は呟く 闇は僕だけにあればいいと)

なのに世界に闇は満ちて
汚れ無き子等は汚されていく

(夜は泣く 僕だけが闇であったはずなのに  そして 夜は呟く)

すべての影よ
すべての闇よ

すべては僕に集え
すべては僕に集うのだ


すべての子等に光を
すべての闇は僕に


2003年11月24日 闇 (返詩)
凍心(心氷)
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夢見た時間を今生きている

夢見た時間は儚く


油断すると襲い掛かってくる絶望を片手で払いのけながら
儚く脆い欠片を探している

明日にはまた絶望は膨れ上がって闇を広げるだろうけれど
明日にはまた光を見失って広がりすぎた闇を彷徨うだろうけれど



儘ならないままに失望の淵を覗き込むくらいなら



どうせならこの両手で

切り裂け絶望










我が魂

夢見る人形

夜空の星の帆船

夢見る空躯

我が身





彷徨うのはどこの星か
彷徨うのはどこの風か


限りない夢の行き着く先


人形は笑わない



「 空躯 karaku 」
2006年11月4日 凍心

200612081927000.jpg
雪はただしんしんと鈴の音させて舞来れば

すべてを清く染めゆく
人の子の頬を撫でながら

汚れた僕さえも清めて優しく目蓋を撫でて閉ざし
その蒼白の両腕に抱く

有るはずのない永遠に僕とともに身を寄せて
すべては有限の中の出来事と囁くのだ



僕の心臓が握りつぶされる音がしたよ
君言葉でなんの配慮もない無神経なその言葉で

君との約束は守れないかもしれない君のせいで


僕の心臓が握りつぶされる音がしたよグチャグチャと



僕の涙はもうなんの意味も持たないただの水滴重力に引かれて滑り落ちていく



僕の心臓はもう原形を留めないくらいに潰されてしまった


君との約束は守れないかもしれないなのにまだ守ろうとしている


君の愛のかけらもないその言葉の姿をした万力に挟みこまれて
僕の心臓はもう原形を留めないくらいに潰されて崩れ落ちた




ごめん

いつでも私の翼は閉じてるんだ飛ぶ気なんかさらさらなくて



ごめん

君にはいつも勇気を出して踏み出せば飛べるなんて言うくせに




ああ

羽がさきから腐れていく
しゅうしゅう音を立ててぼたぼた地に落ちる



さっき通りすがりの科学者が

「飛ぶ気がないなら必要ないね?」

って
硫酸の瓶の蓋を開けて頬笑んでいた



ごめん

飛ぶ気をなくしたら飛ぶどころか翼を腐らせて開かなくなった



ごめん

君は先に行きなよ仕方ないだろ翼が無いんだ


君の魂が僕の手に握りつぶされて
僕の魂がきゅうと悲鳴を上げた


いつも苦しいのは君なのに 壊れそうなのはいつも僕


激しい嘔気を繰り返す君の背中を唯眺めて
僕の心が縛り上げられていく


いつも苦しいのは君なのに 壊れそうなのはいつも僕




消え入りそうな心を
踏みつけられた魂を


救おうとして 救おうとして 救おうとして 救おうとして


僕等は風化していく





僕の魂が君の手に包まれて
君の手がぎゅうと音を立てて握られてゆく


あなたがこれから見続ける
覚めない夢とはどんなだろう

あなたがこれから居続ける
覚めない夢とはどんなだろう

あなたがこれから生き始める
さめないゆめとはどんなだろう


終わらない夢の始まりは

終わってしまった現の先


あなたはこれから見続ける
覚めない夢が如何なれど

あなたがこれから居続ける
覚めない夢が如何なれど

あなたがこれから生き始める
さめないゆめがいかなれど


現を去る時のほほえみが

決して絶えなきものであれ





羊は踊る

羊は踊る 羊は踊る


・・・昨日nanocafe行って、モービルの羊がうだうだ舞うのを見てて、
ずーーーーーーーーーーーーーーーっとそのワンフレーズが頭を巡っていたとです。



羊は踊る
身動きせずに


羊は踊る
微動だにせず


羊は踊る

今黒いあの子が大地を蹴った


羊は踊る
羊は踊る
羊は踊る


一足大地を蹴るだけ




うーん、まとまらない・・・。
店にいるときは出来てたんだけど帰ってきてから忘れちゃった。

思いは遙か

いつか淹れたお茶の匂いの記憶


どこにもないどこにもない

あの頃はもうどこにもない



枯れ果てたいつか

いつか捨てた夢を見た記憶


どこにもないどこにもない

あの本はどこにもない



結局行き着く先

いつか聞いた夕風の記憶


どこにもないどこにもない

あの夜はどこにもない




あの僕はどこにもない

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だらだらのびのび言葉を紡いでます (リンクはフリーなのでお好きにどうぞ)
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  • プロフィール
HN:
凍心  (Touko)
性別:
非公開
職業:
色々やってる自由人
趣味:
ゲームとか本とか散歩とか言葉紡ぎ
自己紹介:
深くも考えてたり考えてなかったり
駄目人間ッぷりは年々悪化中

詩もどきを書いていたり
ふらふらお茶してたり
人の生死を見つめていたり
ゲームばっかりしてたり
朝焼け写真を撮ってたり

多分そんなヤツです
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