淡望

待てばいい 


君が
答えが其処に来ると言うなら 


僕は先に行くよ 

君が追い掛けてくれるのを信じて 

有限

君の声を僕の心に

僕の声を空に


永劫に終わること無き夢の果ての果てを
限りある生を生き抜いた僕等が見られるまで




声よ届け
僕は生きる

君とともに限りあるまで

奇跡

君に出逢えた奇跡に僕は心から感謝する

僕君

始まりが終わり

終わりが始まり


僕は君の始まり

君は僕の始まり



愛しき人

君は僕を終わらせ

君は僕を始めた

君篭

この腕に閉じ込めたくらいで手に入る想いなら
とっくに手にいてれるはずだ

手に入らないからこそ逃がしたくない
君を失った未来が恐いから



だからこそ今こうして両手で鳥篭を作っている


そんなことで心まで手に入るはず無いと解りきっていたのに




君は
ここから逃げる？

・・・それともこのまま飛び込んでくるか？

いきる

「生きろ」　　とは言わない


・・・それでは　　「命令」　　になるから



だけど

だから



「生きよう」　

「一緒に」

道標

 

ただそれだけでいいじゃないか

迷うことも惑うことも無いはずだ



ただそれだけでいいんだよ

迷わず惑わず進めばいい

さぁ

行こうか

君待

君を待つ。

君は帰らない。


今は遠い空の果て。
今は遠い心の彼方。


君を待つ。



君はきっと　帰らない。

逆撫

僕が僕を許せないままなのに

僕の気持ちを知ったふりした誰かに勝手に許されるなんてたまったもんじゃないね

流

ああ

流れていくね何の抵抗もせずに呆然としたまま



納得いかないな
やっぱり

それがここで「いきる」ということなのだとあの人は言ったけれど

考えることをやめたらきっと楽だろうけれど
流されるままに流れたらきっと楽だろうけれど




流れてなるものか

流されてなるものか