夕闇の虹 |-`).。ｏO(詩)

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夕闇の虹

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2024/04/26 (Fri)

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ふらいはい

2007/07/16 (Mon) |-`).。ｏO(詩)

　　真直ぐに空に昇っていけばいい

　　標が指し示すまま

　　高く

　　僕等の光はそこにある

　　僕等の夏もそこにある

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片恋探し

2007/07/10 (Tue) |-`).。ｏO(詩)

どんな地の果てまで探しても
どんな海の底まで潜ってっても

見つからない
見つからない

空にはただ天の川
汚れて見え無い天の川

空気が汚れて隠されて見えない川の岸辺で恋人達も右往左往
逢えない逢えない貴方に逢えない恋人同士涙涙で立ちすくむ

どんな地の果てまで探しても
どんな海の底まで潜ってっても

見つからない
私が見つからない

貴方が見つからない
私が見つからない

夜空の恋人達も右往左往
私たちも立ちすくむ

見つからない

見えていない

2004,7,7

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瞳の中

2007/07/10 (Tue) |-`).。ｏO(詩)

君に何かを隠し通せるほど僕は器用ではないと知っていただろう

君を悲しませずにいられるような悲しい人間にきっと僕はなれない

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えいえん

2007/07/10 (Tue) |-`).。ｏO(詩)

僕等はきっとこれから先も夢を見る

それを永遠というならそれでも構わないよ

永遠って何さ？

永遠は「永遠」さ

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薄闇の眠り朝闇の夢

2007/07/06 (Fri) |-`).。ｏO(詩)

　　薄紫の闇が僕等の町を飲み込んでゆく

　　ただ静かに

　　静かに

　　そして

　　やがて

　　僕等は朝闇の夢を見るために眠るんだ

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消えてゆく望み

2007/07/06 (Fri) |-`).。ｏO(詩)

望んでいるもの
なんだったろう

君が隣にいることと

君が笑っていられること

・・・・それだけだったかな

もう思い出せないね
もう思い出さなくてもいいね

君は

今笑っている

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夜景水槽

2007/07/01 (Sun) |-`).。ｏO(詩)

私の音を握りつぶして彼方は出て行く

握りつぶされた音はもう耳には聞こえてこなくて
ただどくどくと私の中を激しく波打って流れ出して
彼方がいなくなった車内に溢れてそのまま溺れそうになる

外を見れば水槽の底みたく泡だった世界が街灯に浮かび上がって
彼方が吐いた煙草の雲だけが淡く水面へと上がっていく

溺れてしまえ
このまま

どっちが？

そのドアを開けないでこのまま溺れていく彼方を見たいから

そのドアを開けないでこのまま消えた音に溺れてしまいたいから

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覗月

2007/06/27 (Wed) |-`).。ｏO(詩)

　　夕闇一人で隠れ鬼

　　あの子はまだ見つからない

　　夕闇一人で隠れ鬼

　　あの子はきっと見つからない

　　・・・・見つからなくて涙が出てきた

　　顔を上げた枝葉の窓に
　　肥えていく月と目が合った

　　夕闇あなたとかくれんぼ

　　やっとあなたをつかまえた

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帰り道の交響曲

2007/06/27 (Wed) |-`).。ｏO(詩)

一番星

夕空見上げた

鳥影も無い電線は

うすあおむらさきの空色の

哀しい紙に描かれた五線譜で

僕は家路を月と一緒に走りながら

毎日音符をそこに足音と一緒にのせてゆく

楽しかった日は喜びの音弾ませて

悲しかった日は静かな調べを

怒れる日は激しい打音を

君が居なくなった日は

涙の音ばかり

ぽたり

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晩春求夏

2007/06/20 (Wed) |-`).。ｏO(詩)

遠い空を望んで
君を思い出す

いつかのこんな青空の下で君は僕に手を差し伸べた

遠い空を仰いで
君を思い出す

いつかのこんな夕闇の下で君は僕にキスをした

ニセアカシアが散り始め
甘い香りが消えてゆく

ポプラの種が舞い終わる
またあの時の夏が来る

襲い来る夏の気配にたじろいで
消えてゆく君の思い出に縋りながら

探しに行こう

また君が居た夏を探しに行こう